健康経営をサポートする福利厚生サービス5社を比較!選ぶポイントも解説

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健康経営の実現に向けて、企業の福利厚生は重要な役割を果たします。従業員の健康管理や働きやすい環境づくりを効率的に進めるには、専門的な福利厚生サービスの活用が欠かせません。

本記事では、健康経営を支援する福利厚生サービスの選び方と、企業の成長に貢献するおすすめのサービス5社を比較・紹介します。企業の規模や目的に合わせて、最適なサービス選びの参考にしてください。


福利厚生サービスとは?

福利厚生サービスとは?

福利厚生サービスとは、企業が従業員に提供する福利厚生の質や内容を向上させるために利用する外部サービスのことです。とくに、自社だけでは整備が難しい法定外福利厚生を充実させる目的で導入されることが多く、従業員の健康管理や働きやすい環境づくりを効率的に進めるために活用されます。

福利厚生サービスは、決まった内容がセットになったパッケージプラン、従業員がサービスを柔軟に選べるカフェテリアプランなど、企業規模や業種に応じたさまざまなものがあります。

自社にあったサービスを導入すると、コスト管理の効率化に加え、担当者の負担軽減にもつながります。

法定福利厚生と法定外福利厚生の違い

福利厚生には大きく分けて「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類があります。

法定福利厚生は、法律で企業に提供が義務付けられている、健康保険や厚生年金保険、雇用保険、労災保険などを指します。これらは従業員が安心して働ける基盤として、全ての企業が必ず提供しなければなりません。

対して法定外福利厚生は、企業が独自に提供する福利厚生のことです。住宅手当やフィットネス施設の利用補助、社員旅行など、従業員のニーズや企業文化に合わせて企業が柔軟に設計します。そのため、法定外福利厚生は、各企業の方針によって内容や充実度が大きく異なるのが特徴です。

単に「福利厚生」と呼ぶ場合、法定外福利厚生を指すのが一般的です。

健康経営で福利厚生サービスを導入すべき理由

健康経営で福利厚生サービスを導入すべき理由

健康経営を実現するためには、自社では難しい健康支援プログラムを効率的におこなえる福利厚生サービスの導入が欠かせません。

サービスを活用することで、たとえばフィットネスクラブの法人契約や健康診断、特定保健指導など、専門性の高い健康支援プログラムを効率的に導入できます。これにより、従業員のワークライフバランスが整うと、生産性や定着率の向上などが期待できることがメリットです。

かつて福利厚生サービスの導入は大企業中心でしたが、その効果が広く知られるようになり、近年は中小企業でも導入に力を入れるようになりました。中小企業にとっても、従業員の健康を守ることは、組織の安定や競争力の強化に直結します。

企画や整備にかかる負担を軽減し、担当者が本来のコア業務に集中する時間を確保するためにも、福利厚生サービスを積極的に活用しましょう。

健康経営をサポートする福利厚生サービス5選

ここからは、近年とくに注目を集めている健康経営に貢献する福利厚生サービス5選を紹介していきます。

ベネフィット・ステーション(株式会社ベネフィット・ワン)

ベネフィットステーション.pngベネフィット・ステーションは、従業員の健康意識向上から行動変容、習慣化までを支援する、パッケージプラン・カフェテリアプランを提供している総合福利厚生サービスです。

提供しているサービスは、グルメやレジャー、e-ラーニングなど幅広く、従業員のモチベーション向上を目的としたインセンティブ・ポイントシステムがあるのも特徴。健康経営支援サービスもおこなっており、健康診断や特定保健指導の代行、フィットネスクラブ割引優待などを通じて、従業員の健康管理を包括的に支援しています。

負担割合は主に「事業者の全額負担」と「事業者と従業員が半々で負担する労使折半」の2パターンがあります。従業員の負担分については、あらかじめ給料から天引きするケースがほとんどです。

福利厚生の運営効率化を実現し、健康経営の基盤を整えたい企業におすすめです。

公式サイト:https://corp.benefit-one.co.jp/

リソルライフサポート(リソルライフサポート株式会社)

リソルライフサポート.pngリソルライフサポートは、従業員が仕事とプライベートを調和させながら働き続けられる環境を提供するために、自己啓発や健康増進などさまざまな福利厚生サービスを提供しています。

パッケージプラン・カフェテリアプランの両方に対応するほか、宿泊型保健指導や生活習慣病予防プログラム、健康インセンティブ制度を通じて、健康経営もワンストップで支援。職場のチームビルディング研修や健康チェックの実施により、従業員の健康意識向上と職場環境の活性化を促進できることが特徴です。

独自の福利厚生の構築や、手厚い補助を検討している企業に向いています。

公式サイト:https://www.fukuri-resol.jp/index.html

WELBOX(株式会社イーウェル)

WELBOX.pngWELBOXは、企業と従業員のウェルビーイングを支える、イーウェルが提供している福利厚生サービスです。健康はもちろん、宿泊や自己啓発、グルメなど、従業員のライフスタイルに応じたさまざまなメニューを提供しています。

健康経営優良法人認定の取得を目指す企業には、PDCAサイクルの構築や施策の評価を支援するサービスも。個別の健康課題に応じたアクションプランを提供し、従業員の健康管理と職場環境の改善促進をサポートしています。

従業員のエンゲージメントを向上させ、健康促進の両立と持続的な経営を実現したい企業におすすめです。

公式サイト:https://www.ewel.co.jp/products/welbox

OFFICE DE YASAI(株式会社KOMPEITO)

OFFICE DE YASAI.pngOFFICE DE YASAIは、オフィスで健康的な食事を手軽に提供する福利厚生サービスです。栄養管理士が監修し、新鮮なサラダやフルーツ、無添加の惣菜などを冷蔵庫に定期配達。従業員が栄養バランスを整えやすい環境を簡単に提供できることが特徴です。

食事の充実は従業員の健康意識向上やワークライフバランスの改善につながり、健康経営の推進にも効果があります。従業員満足度が上がれば、離職率低減や採用強化にもつながるでしょう。

健康経営の手始めに、手間をかけずに低コストで導入できるサービスを探している企業におすすめです。

公式サイト:https://www.officedeyasai.jp/

ヘルスケアサービス(㈱COSPAウエルネス)

COSPAウエルネス.pngCOSPAウエルネスでも、企業や団体の健康経営を支えるヘルスケアサービスです。フィットネスクラブ「コ・ス・パ」の運営で培った独自のノウハウを活用し、企業と従業員の健康経営をトータルにサポートしています。

地域密着型のサポート体制を強みとし、全国で利用可能なフィットネスクラブ法人会員制度に加え、体力測定や健康セミナーなどの出張・オンライン型サービスも提供。そのほか、オフィスジムの開設サポートなどユニークな健康支援メニューも提供し、従業員の健康習慣化と企業の生産性向上の実現に貢献しています。企業のご希望に応じて、サービス内容を柔軟にカスタマイズすることも可能です。

公式サイト:/corp/accept/support/

福利厚生サービスを選ぶポイント

福利厚生サービスを選ぶポイント

福利厚生サービスの導入に際し、従業員の満足度向上と企業の生産性向上を両立させるために、押さえておくべき3つのポイントを解説します。

社員のニーズを把握する

福利厚生サービスを選定する際、もっとも重要なのは、従業員のニーズを正確に把握することです。従業員のライフスタイルに適した支援が提供されていなければ、導入しても利用率が上がらず、効果も限定的になってしまいかねません。

とくに近年では、以下のような支援へのニーズが高くなっています。

  • 運動支援(フィットネスクラブ契約やオフィスジム、スポーツイベントなど)
  • メンタルヘルスケア(ストレスチェックやカウンセリングサービスなど)
  • ライフスタイル支援(育児・介護サポート、食事補助など)

アンケートやヒアリングを通じて社員の課題や希望を把握し、検討しているサービスの内容がそれらにマッチしているかを確認しましょう。

費用とサービス内容のバランスをチェックする

福利厚生サービスの導入では、コストと提供されるサービス内容のバランスがとれているかの確認も重要です。企業規模やサービス内容によって費用も大きく異なるため、慎重に検討しましょう。

そのためには、サービス提供会社に問い合わせ、詳細な見積もりや導入後の運用コストについて事前に確認することが大切です。従業員が実際に利用しやすい内容か、さらにその費用が社員満足度や企業全体の生産性向上にどの程度寄与するかなど、サービス会社の実績やデータも参考にしたうえで総合的に評価しましょう。

導入後のサポート体制を確認する

福利厚生サービスの効果を最大化するには、導入後のサポート体制も重要なポイントです。初期設定が完了したあとも、継続的なサポートが受けられるかどうか、内容とあわせて確認しましょう。

具体的には、利用状況の分析・報告、改善提案などのフォローアップ、問い合わせやトラブル時の対応内容・方針などを確認しておくことをおすすめします。これらのサポートがしっかり整備されているサービスを選ぶことが、運用開始後のトラブルを最小限に抑えることにつながります。

まとめ

まとめ

健康経営の実現には、従業員の健康管理や働きやすい環境づくりを支援する福利厚生サービスの活用が効果的です。

導入にあたっては、従業員のニーズ把握に加え、費用対効果の検討、サポート体制の確認などが重要なポイントになります。これらを慎重に検討し、自社の課題や目標に合った適切なサービスを選択することが、従業員の健康増進と企業の持続的な成長につながります。

COSPAウエルネスでも、企業の健康経営を支援する、以下のような多彩なヘルスケアサポートをおこなっています。

  • フィットネス施設の法人契約
    企業規模や営業範囲に応じて、全国で利用できる「共通法人会員制度」と特定店舗のみで利用できる「個店法人会員制度」をご提供
  • オフィスジムの開設支援
    オフィス内にフィットネスマシンやストレッチスペースを設置し、従業員が日常的に運動を取り入れやすい環境の整備をサポート
  • 出張・オンライン健康セミナー
    「メタボ対策」「疲労回復のための栄養指導」など、多彩なテーマのセミナーをオンラインまたは出張形式で開催
  • 出張測定イベント(運動指導)
    筋力・柔軟性・体組成などを測定し、従業員の健康状態を可視化したうえで、改善に向けたアドバイスを提供
  • 企業向けオリジナル体操
    業務内容や職場環境に適したオリジナル体操を企画・提供し、従業員の健康維持・向上をサポート

従業員の健康づくりを通じて、貴社の成長を支援いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。




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