
水難事故は例年全国で発生しています
■水難事故はどうして起こる?
海や川、プールなど、夏特有のレジャーは楽しいことがいっぱい!一方で、大変痛ましい水難事故も例年全国で発生しています。 水難事故は、たとえ泳ぎの技術が十分であっても、アルコールを摂取していたり、想定しないパニックや自然環境の急変(川や海などの激流や突風)、安全装備が不足している等、水の危険性を十分に理解していないことも原因の一つに挙げられます。周囲の環境をよく理解し、事故を未然に防ぐ対策を講じることが重要です。
■子どもに多い水難事故のパターン

子どもに多い水難事故のパターンとして、プールや海での監視が十分でないことも考えられます。特に小さな子供は水深が浅くても油断することなく、常に大人が付き添う必要があります。また、未経験者や泳ぎが苦手な子供を無理に深い場所へ連れて行かないよう注意しましょう。特に海や川ではライフジャケットを必ず着用しましょう 。
■水難事故を未然に防ぐための7つのポイント

水難事故を未然に防ぐためには、適切な準備と知識が必要です。水難事故から命を守る7つのポイントを確認してみましょう。
①「立ち入り禁止」の場所には近づかない。
②体調が悪い時は無理をしない。
③単独行動を避ける
④子どもや初心者から目を離さない
⑤お酒を飲んだら海や川に入らない
⑥ライフジャケットを常に着用する
⑦連絡手段の確保
また、天候や川や海の状態を確認し、危険な条件下では水辺から離れる決断も必要です。これらの基本的な対策を講じることが、安全に楽しむための第一歩となります。
万が一水難事故に遭ってしまった時は?
■水難事故に遭った時の対処法

万が一、水難事故に遭ってしまった時は、まず冷静さを保つことが最も重要です。パニックに陥ると判断力が鈍り、状況を悪化させる可能性があります。 次に、ライフジャケットや浮き輪などの救命具があれば装着し、体力の消耗を防ぎます。周囲の人々や救助者がいる場合は、明確かつ大声でSOS信号を送ることも生存率を高めるために役立ちます。 また、安全な場所や物にしがみつくことで一時的な安定を得られる場合があります。 周囲の人がいない、しがみつくところもないなどの場合は、救助が来るまで「体力を温存しながら助けを待つこと」が生存率を高めるポイントになります。 そんな時に役立つのが、「着衣水泳」の知識です。
■着衣水泳とは
着衣水泳とは、「衣服を着たまま泳ぐ」ことではなく、仰向けの姿勢で呼吸を確保し、体の力を抜いて浮くことをいいます。 水の中は、服が水を吸って重くなり動きづらくなるため、泳いだり、動き回ったりすると想像以上に体力を消耗してしまいます。 できるだけ長い間浮いていられるよう、体力を消耗しないよう手や足の動きは最低限におさえ、浮いたままで助けを待つという方法です。
■着衣水泳の重要性
着衣水泳が防げる事故例として、溺れた際にパニックにならずに冷静に対処できる能力が挙げられます。通常の水泳訓練では水着を着用しますが、実際の事故時は衣服を着ていることが多いです。そのため、衣服を着たままでの浮遊や泳ぎ方を学んでおくことは非常に重要です。これにより、もし水辺で予期せぬ事態が発生した場合でも、落ちついて行動することが可能となり、自身だけでなく他人の命も救うことができるかもしれません。
着衣水泳を体験してみよう
■体験会でどんなことが体験できる?

着衣水泳の体験会では、主に着衣でプールに入り、もぐったり歩いたり泳いだりして、水中で衣服を着用下状態での動きにくさを体験します。その後、大の字で仰向けの姿勢になり体の力を抜く「背面浮き」やペットボトルやポリ袋を使った「背面浮き」などを練習します。その他、実際に水中で衣服を脱いでみて、その困難さも体験します。
■着衣水泳体験の参加前に準備すべきこと
着衣水泳体験参加前には、なぜ「着衣水泳」を体験することが必要かを何となくでいいので考えておきましょう。事前にイメージをしておくことで、「想像と違った」「こんなにできないとは思わなかった」など、新しい発見があるかもしれません。
まとめ
今回は、万が一水難事故がなぜ起きるのか、そして遭遇した際の対策についてご紹介しました。水難事故に遭遇した時は、誰もが心の準備ができていません。状況にもよりますが、すぐに助けがくるかどうかもわかりません。「慌てずに浮いて助けを待つこと」 これが水難事故で体力を温存し、生存率を上げるために一番大切なことです。 無駄に動かず、できるだけ静かに長く浮いていることが、「自分の命を自分で守る」ことなのです。 ぜひ一度、「着衣水泳」を体験し、万が一水難事故に遭遇した際でも、対応できる技術を習得してみてください。
フィットネスクラブコ・ス・パでは、キッズスイミング「夏の短期教室」にて、「着衣水泳体験会」を開催いたします。プールの中で、衣服を着用した状態での動きにくさを体験し、いざという時、命を守るための方法を学びます。お子さまが万が一水難事故に遭遇した際にも、「着衣水泳」の方法を知っておくことはとても重要です。無料で体験できますので、興味のある方は、ぜひ下記ページをチェックしてみてください。
>>コ・ス・パの着衣水泳体験会