みなさん、こんにちは。エグゼクティブトレーナーの小川 出です。
今回は筋肉を緩めることによっての身体の調整法についてお話しさせていただきます。
筋肉を緩めることによっての身体の調整法
現代はすべてが便利になり、生活の中であまり大胆に体を使うことがなくなってきています。
おそらくどこの会社でもデスクワーク中心の仕事が増えているのではないでしょうか?
トレーナーの私でさえも、パソコンやスマホの前に座って何か作業をしている時間が多くなっています。
皆さまの中にもデスクワークが増え、身体を動かす機会がすっかり減ってしまったという方が多いのではないでしょうか?
筋肉が硬くなることで受ける影響
“体を動かさなくなる”事での影響は私生活にあらわれてきます。
動かなくなると筋肉は弾力性を失い、萎縮して硬くなります。
運動不足の方は→筋肉が萎縮する→筋肉が硬くなる→動きづらくなる→動かすと痛みが出る
仕事で体を動かす事が少ない方は→姿勢の固定化→姿勢の崩れによる偏った筋活動→筋肉が緊張する→筋肉が硬くなる→動きづらくなる→動かすと痛みが出る
つまり“動かなくなると筋肉・組織が硬くなり、痛みが発生する”と言うことです。
筋肉が硬くなると、筋肉の収縮・弛緩(伸びたり縮んだり)があまり起こらず、身体の中の血流や体液(リンパや組織液)の流れが悪くなってしまいます。
筋肉が硬くなることで血流・体液の循環が悪くなり、全身に酸素と栄養素が運ばれにくくなったり、脂肪が分解されにくくなったりすることもあります。
では、どうすれば改善するのでしょうか?
もちろん生活環境を工夫することは大前提ですが、まずは硬くなった筋肉や組織を緩めることが必要です。
緩むことにより、循環がよくなり、全身に酸素と栄養素も運ばれ、循環がよくなると冷え性やむくみの改善も期待できます。
筋肉や組織を緩める方法は数多くあります。
ではどのような運動をしたらよいのでしょうか?
運動を継続する為に、自分の好きなことをやり続けることはとても大切です。
しかし、同じ動きを繰り返すと、筋肉バランスが悪くなり骨や関節に負担がかかったり、使わない部分が固くなりやすくなることもあります。
一つの運動ではなく、その運動にない動きも取り入れるようにしましょう。
例えば
ウォーキング ウォーキングのような有酸素運動は血流を良くすることに有効です。
しかし、上肢を肩より上に挙げることがありませんので、背伸びの運動を取り入れましょう。
筋力トレーニング 筋力トレーニングは筋肉を収縮弛緩(伸びたり縮んだり)することで、圧力がかかり、結果筋肉や血管が緩みやすくなります。
しかし、硬くなった筋肉に筋肉を肥大させるような刺激を加えると筋肉が緊張し、さらに筋肉が緊張して硬くなることも考えられます。
まずは、軽い有酸素運動(ラジオ体操やウォーキングのような運動)をしてから行いましょう。
ストレッチ ストレッチは筋肉が伸ばされることにより筋肉が緩みやすくなります。
しかし、いきなり筋肉を伸ばすことは緊張し、その周囲にある筋膜などがその影響で痛みが出ることもあります。
従って、筋力トレーニング後に静的ストレッチを行いましょう。
筋肉や組織を効果的に緩めるためには、さまざまな動きをトレーニングの流れに沿って取り入れながら運動をする習慣をつけることが大切ですね。
目標は弾力のあるしなやかな筋肉です。
コ・ス・パでは、身体の機能を向上させるための運動指導を行います。
運動刺激に対する体の適応性を利用し、筋肉を緩め継続する事で身体を調整していきましょう。