みなさん、こんにちは。
今回は、「身体を柔らかくする効果的なストレッチ方法」についてご紹介します。
1.ストレッチの種類
ストレッチには、大きく分けて2種類のストレッチがあります。
① 静的ストレッチ(スタティックストレッチ)
② 動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ/バリスティックトレッチ)
① 静的ストレッチ
静止した状態で反動をつけずに行うストレッチ(前屈など)
ケガのリスクも少なく、簡単に初めることのできるストレッチ
② 動的ストレッチ
はずみや反動を使い、動きながら行うストレッチ(ラジオ体操など)
関節可動域の向上や、神経機能の促進などに効果的なストレッチ
場所・タイミングなどに応じ、ストレッチの方法を変えることで、目的に応じた、より効果的なストレッチを行うことができます。
2.ストレッチの効果
ストレッチを行うことでさまざまな効果が期待できます。
特に、柔軟性を高めるためには下記のポイントが大きく関わります。
●関節可動域の拡大
関節可動域とは、身体の動く大きさとも言えます。いわゆる身体の柔軟性にも繋がります。
関節がスムーズに動かないと、ケガのリスク運動パフォーマンスの低下も懸念されます。
静的ストレッチ、動的ストレッチのどちらも続けることで、柔軟性Up、ケガのリスクの少ない身体を手に入れましょう。
●血液循環の改善
血管は筋肉の周りにたくさん通っています。
筋肉が萎縮してくると、血行がどんどん悪くなってきます。
静的ストレッチ、動的ストレッチどちらにおいても、筋肉の動きをつくることで、血管にも刺激になり血液循環が良くなります。
血液循環が良くなることで、基礎体温の上昇、代謝Up、肩こりの予防や集中力の維持などに効果が期待できるとも考えられています。
●自律神経の安定
静的ストレッチの場合
副交感神経が優位に働きやすくなります。
副交感身体をリラックスさせる効果が期待できます。
動的ストレッチの場合
交感神経が優位に働きやすくなります。
交感神経が働くことで、身体は活発に動くようになります。
自律神経(交感神経と副交感神経)の働きが安定することで、睡眠の質の向上とともにメリハリのある日常が送れるようになることも期待できます。
他にもいろいろな効果が期待できますが、血液循環の改善、関節可動域の拡大、筋肉の柔軟性の向上を期待するには、静的ストレッチを行うことがオススメです。
3.ストレッチを行う、おススメのタイミング
一番のおススメタイミングは、入浴後の静的ストレッチ!
血液循環が良くなるタイミングで、関節周辺の筋肉などの緊張もほぐれ、少し大きな可動域でストレッチを行うことができるので、効果的に柔軟性を高められます。
また、運動前より運動後、起床すぐより就寝前など、副交感神経が優位に働きやすいタイミングで静的ストレッチ行うと効果的と言われています。
反対に、
動的ストレッチは運動前がおススメ です。
関節可動域を広げ、神経と筋肉の連動性を高めることから、筋肉の収縮スピードを高め、運動パフォーマンス能力のUpが期待できます。
4.ストレッチ時のポイント・注意点
静的ストレッチの場合
- 反動を使わず、ゆっくりと腹式呼吸を意識し行う。
- 無理をせず、心地の良い張り感を感じながらストレッチを行う。
- どこを伸ばしているのかを意識しながら行う。
繰り返し行うことで、徐々に柔軟性が高まっていくことが期待できます。
動的ストレッチの場合
- 無理をせず、痛みのない範囲で動く。
- 余分な力を抜き、徐々に動きを大きくしていく。
- 筋肉や関節の連動性を意識しながら動く。
動的ストレッチは、上記でもお伝えしたように、反動や動きを要します。
無理に大きな動作を行うことでケガの恐れもあるため、実施する際は、程度に気をつけて実施してください。
いかがでしたでしょうか?
急激に柔軟性が高まることはありませんが、継続してストレッチを行うことで柔軟性アップが期待できます。
コ・ス・パで運動し、気持ちよく汗を流し、お風呂に入ってストレッチ!
睡眠の質も向上し、次の日も張り切って活動できるかもしれません。
そんな理想の流れをみなさんもぜひチャレンジしてみてください!
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