水の持っている魅力的な特性について解説

皆さん、こんにちは。
今回のテーマは「水の持っている魅力的な特性」です!

徐々に気温が上昇し、そろそろプールや海が恋しい季節になってきましたね。

プールと言えば、「泳ぐ」というイメージが強いと思いますが、泳ぎが苦手な方やプールに初めて入られる方でも、水の特性を上手に利用すれば水に顔をつけずに運動を楽しんでいただくことができます。

水には「水圧」「浮力」「抵抗」「水温」の4つの大きな特性があります。


水の魅力的な特性①「水圧」

まず、むくみが気になる女性や心肺機能の向上を目的にされている方に注目していただきたいのが「水圧」です。

■むくみが気になる女性や心肺機能の向上を目的にされている方

水圧はその名の通り、水から身体にかかる圧力のことです。
水深が深くなるにつれて、身体にかかる水圧が増していき、特に足のむくみの解消が期待できます。
また、胸まで水につかると肺活量が8%から10%減少すると言われているので、少し息苦しく感じるかもしれません。
その状態で呼吸を続けることにより、呼吸をする際に使用する筋肉が鍛えられ、心肺機能の向上につながります。

水の魅力的な特性②「浮力」

次に、陸上で運動する際に膝や腰に不安を感じる方に注目していただきたいのが「浮力」です。

■陸上で運動する際に膝や腰に不安を感じる方

浮力は水中で働く、重力と逆向きの力のことです。
身体がどこまで水中に浸かっているかにより、浮力のかかり方が違い、例えば、胸まで浸かると水中での体重は陸上での約3分の1になり、肩まで浸かると約10分の1になります。
そのことにより、陸上に比べて膝や腰にかかる負担は少なくなるため、膝や腰に不安を感じる方にも安心して運動をしていただけます。

水の魅力的な特性③「抵抗」

そして、水中でも筋肉をしっかり使いたいという方に注目していただきたいのが「抵抗」です。

■水中でも筋肉をしっかり使いたいという方

陸上でも空気抵抗がありますが、水の密度は空気の800倍なので、陸上と同じ速度で同じ運動をした場合、水中では約19倍の抵抗を感じると言われています。
そのため、ゆっくり運動をしてもしっかりと筋肉を使用でき、スピードを速くしたり大きく動くことによって更に筋肉を使用することができます。
また、陸上では肘を曲げ伸ばしすることにより、上腕の前面の筋肉(力こぶ)を主に使用しますが、水中で同じ運動をした場合、力こぶに加えて上腕の背面の筋肉(二の腕)も一緒に使用することができるので、バランス良く筋肉が使用できます。

水の魅力的な特性④「水温」

最後に、エネルギー消費量を上げたい方に注目していただきたいのが「水温」です。

■エネルギー消費量を上げたい方

体温より水温の方が低いので、水中では体熱が奪われやすくなり、水中に入っているだけで私たちの身体のエネルギー消費量が増えると言われています。
その理由は、水の熱伝導率(熱が高温部から低温部へ伝わること)は空気の約27倍で、熱伝導率の高い「水」に入ることにより体温がどんどん奪われるからです。
奪われた熱量は体内で活発に生産しなければ体温を一定に保つことができず、必然的にエネルギー消費量が高まります。

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